【送検事例】非常停止装置設けず腕切断
2019.05.27
【安全スタッフ】
石川・七尾労働基準監督署は、コンベヤーに巻き込まれる危険を防ぐための非常停止装置を設けていなかったとして、大阪府の製造企業本社と七尾市内にある同社工場の担当課長を安衛法違反容疑で金沢地検七尾支部に書類送検した。被災労働者にコンベヤーのプーリーに挟まった木屑を除去させていたところ、回転するチェーンに右前腕が巻き込まれて切断する労働災害が発生している。(H31・4・19)
事件の概要
事故は昨年9月15日に、七尾市にある合板製造工場で発生した。事故当日、被災労働者はコンベヤーのプーリーに挟まった木屑の除去作業を行っていた際、モータースプロケット(回転部分)とプーリーに右前腕を巻き込まれ、切断するケガを負っている。…
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2019年6月1日第2331号 掲載