【建設業の労働災害事例】第255回 過負荷により移動式クレーンが横転する
2019.05.27
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.木造住宅の基礎工事において、被災者を含む9名で型枠の搬入及び鉄筋の加工を行っていた。災害当日、被災者と同僚1名が型枠材(コンパネ)の搬入を担当し、同僚が積載型トラッククレーン(つり上げ荷重2.93t)の運転操作を行い、被災者が玉掛け作業を行っていた。
2.クレーンのアウトリガー右側は最大張り出しで、左側は張り出していない状態であった。
3.その後、作業責任者からクレーンの右側に置いてあった鉄筋(重量300kg、100本)をクレーンの左側に移すように指示があり、同じ担当で、クレーンも同じ状態で作業を行うこととした。…
建災防北海道支部編「建設業の死亡労働災害事例集」より
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2019年6月1日第2331号 掲載