【ぶれい考】使用者とは誰を指すか/鎌田 耕一

2012.03.05 【労働新聞】
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 使用者とは誰か、自明なようだが、そう簡単ではない。使用者が誰か決めるものは、原則として労働契約である。使用者は労働契約の一方当事者、雇用主である。使用者は労務提供・賃金支払いに関する法律上の権利義務の主体をいい、現実に労働者に対して指揮命令して労働に従事させる者をいう。もっとも、労働法はその趣旨・目的から、その法律に定める義務の名宛人として、雇用主以外の者も使用者に位置付けている(例えば、労働基準法10条)。

 ここ30年ばかり、企業は業務請負(アウトソーシング)を頻繁に利用するようになった。ここでは、…

筆者:東洋大学法学部 教授 鎌田 耕一

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平成24年3月5日第2863号5面 掲載
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