【ぶれい考】定期昇給を考える/谷川 和生
2012.05.14
【労働新聞】
本年度の春の交渉も大方の決着を見た。年明けからまたは4月まで当事者として努力された方々の労を多としたい。
決着の内容をみると、一部に数値による妥結表示があるものの、その多くは定昇(定期昇給)、制度維持、体系維持といった日本語表現が多数を占める。従来とは様変わりして、近時の決着に当たっての、関係各位の苦労の跡が偲ばれるものとなっている。
ご案内のとおり、定昇、ベア、標準労働者という概念を用いた交渉の姿が一般化したのは1970年代である。高度経済成長が続き、…
筆者:㈱東芝 顧問 谷川 和生
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平成24年5月14日第2872号5面 掲載