【今週の注目資料】2019年度新入社員意識調査(日本能率協会)
2019.05.30
【労働新聞】
失敗やミスに不安が43%
調査は、同協会の新入社員向け公開教育セミナー参加者384人に対して実施した。
仕事をしていくうえで不安に感じていることを尋ねると(3つまで回答)、「仕事での失敗やミス」と「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」が43.0%で最も回答割合が高かった。以下、「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」29.9%、「ビジネスマナーや常識」22.9%が続く。男女別に最多をみると、男性は「仕事での失敗やミス」43.1%、女性は「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」54.0%である。
転職を考えるシチュエーションを聞くと、「強く思う」の割合が最も高かったのは「パワハラやセクハラにあったとき」42.2%である。「そう思う」との合計では、76.8%に上る。次いだのは、「職場の人間関係が悪いとき」36.5%である。同協会は、今年3月のハラスメント防止法案提出を受け、今後さらに意識が高まっていくとみている。
この連載を見る:
令和元年6月3日第3211号4面 掲載