【ぶれい考】採用内々定と取消し/鎌田 耕一
2012.08.06
【労働新聞】
「マイナビ大学生就職内定率調査」によれば、2013年卒業見込みの大学生4年生と大学院生2年生の6月末現在の就職内々定率の平均は50.3%である。内々定率は数年前に比べるといくらか持ち直しているとはいえ、依然として約半分の学生が未内定であることは深刻である。
最近の学生は一人で数十社の企業にエントリーし、採用面接も十数社に及ぶことがある。未内定者は、面接が4月、5月にかけてことごとく失敗するのであるから、なかには、自分の人格が否定されたように感じて、情緒不安定になる学生もいる。
それだけに、内々定を獲得したときは、学生は心の底から安堵する。…
筆者:東洋大学 法学部教授 鎌田 耕一
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成24年8月6日第2883号5面 掲載