【ぶれい考】総選挙の意義と位置付け/古賀 伸明
2012.12.17
【労働新聞】
この原稿を書いている今日は12月4日告示日。朝から野田総理とともに福島県いわき市で第一声を発した後である。全国行脚の最中にあって、感じていることを綴ってみたい。
憲政史上初の政権交代を経た今回の選挙は、現政権の実績評価と、今後の社会づくりの方向性が問われる選挙である。民主党は今、極めて厳しい逆風下にある。期待が大きかっただけに落胆も大きいが、冷静にこの3年余を振り返ることが重要だ。まずはあの政権交代の夏に時計の針を戻すことから始めよう。
当時、いざなぎ超えという戦後最長の景気の裏で、格差の拡大、ジョブレスリカバリー、そして、ついにリーマン・ショックを迎える。また、年越し派遣村も話題となった。…
筆者:連合会長 古賀 伸明
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平成24年12月17日第2901号5面 掲載