【事故防止 人の問題を考える】第63回 熱中症対策(前編) 〝熱をためない、うまく出す〟このメカニズムを頭に入れる
2019.06.10
【安全スタッフ】
職場の熱中症が前年の2倍に!
夏場の熱中症対策は、もう何年も前から声高に叫ばれてきました。これだけ、「水分、塩分、適度な休憩が必要」と言われ続けてきても、熱中症は減少せず、平成23~29年、職場の熱中症による死傷者数(休業4日以上)は毎年500人前後と横ばい状態でした。このため、「いくら対策しても、もう下がらないのでは」と弱気の声もきこえていましたが、昨年は、下がらないどころか、なんと1178人と、一気に2倍超に急増し、信じられない事態となりました(図)。…
執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域長 高木 元也
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2019年6月15日第2332号 掲載