【送検事例】機械を停めずに調整作業実施
2019.06.25
【安全スタッフ】
大阪・東大阪労働基準監督署は、機械の調整作業を行っていた作業者の腕がコンベヤーに巻き込まれて切断された事故は、会社が必要な措置を怠ったためとみて、製造販売業の法人と工場長を労働安全衛生法違反の疑いで大阪地検に書類送検した。コンベヤーの運転を停めないまま腕が挟まれる危険のあった場所で作業をさせたとみており、作業者の腕は肘関節より上の部分から切断された。(R1・5・30)
事件の概要
事故は今年2月19日、アルミニウムの地金製造販売を行う被疑会社の本社工場の敷地内で発生した。
「トロンメル式選別機」という、穴の開いた筒状のドラムが回転して金属粉を振り分ける機械付近で作業をしていた労働者が被災したケースで、回転体の下部にあったベルトコンベヤーに腕を挟まれ、肘関節より上の部分から被災者の腕が切断されてしまったもの。…
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2019年7月1日第2333号 掲載