【社労士による労使紛争“交渉・解決”】第1回 例外なく進む働き方改革 “摩擦”生じる可能性も 専門家の貢献欠かせず/大槻 哲也
2019.06.27
【労働新聞】
無関心なら人手不足招く
4月1日午前11時40分頃に新元号「令和(れいわ)」が発表された。そして、5月1日から「令和元年」、さわやかな新しい時代が始まった。
一方で、働き方改革関連法が4月1日から段階的に施行されている。いよいよ「働き方改革‐夢舞台」のどん帳が上がった。もちろん主役(主人公)は、経営者などと管理職も含めた働く人たちである。
その舞台に「脇役」として登場するのが社会保険労務士(以下「社労士」という)だ。脇役であって黒子ではない。また、時には代役(主役の代理)を務め、あるいは「夢舞台」の脚本を手掛け、主役に動機付けをする役割も担っている。
政府は、一億総活躍社会の実現をめざし、働き方改革の実行計画の推進とともに、「人生100年時代」を見据えた人づくり革命を掲げている。この夢舞台では、輝かしい時代を生きる、様ざまな人々の人生のドラマが展開されることになる。
働き方改革の取組みは、企業規模の大小・業種・業界の区別なく、すでに本格的に行われている。
わが国では世界でも類をみない超少子高齢化と人口減少が進んでいることから、働き方改革に無関心であるとか、消極的な業界や企業では、経営改革に遅れをとることとなる。
もし、そうなってしまったなら、…
筆者:全国社会保険労務士会連合会 最高顧問 大槻 哲也
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令和元年7月1日第3215号11面 掲載