【事故防止 人の問題を考える】第65回 硫化水素中毒を防ぐ 過去の重大災害を教訓に、その怖さを十分に認識する
2019.07.09
【安全スタッフ】
下水道や温泉施設で発生
硫化水素中毒による労働災害は、過去に何度も繰り返し発生しています。特に、下水道のマンホール内、温泉施設(貯湯タンク内)などでの発生が目立ちます。
下水道では、供用後の維持修繕工事での清掃作業、温泉施設ではタンク内の清掃作業や点検作業で発生し、マンホール、管路、タンクなどの閉じられた空間で作業する複数の作業者が一度に被災する重大災害や、死亡災害につながりやすい特徴を持ちます。
今回は、硫化水素中毒をテーマに、硫化水素の怖さ、労働災害の発生状況、下水道や温泉施設における死亡者を含む重大災害事例、防止対策などについて解説します。…
執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域長 高木 元也
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2019年7月15日第2334号 掲載