【働き方改革 悩める管理職への“道具術”】第3回 仕事・目標・課題の割振り(2) 4原則から目標設定 定型業務の能率高める/金津 健治
2019.07.11
【労働新聞】
出発点
マンネリが低下要因に
社員の働き方改革に当たり、メスを入れなければならないのがメインの仕事である定型業務である。たとえば経理や人事部門の場合、会計、給与計算など業務が広範囲にわたり、やり方が定められた定型業務がかなりのウエートを占めている。
残業規制が厳しいなか、管理職としては、定型業務の生産性を高めなければならないが、努力しても生産性が低下してしまうこともある。マニュアルどおりに日々繰り返すため、社員の取組み意識がマンネリ化し、惰性で仕事を進めてしまうからである。
そのマンネリ化を防止し、生産性を高める方法が2つある。1つは、部下にその仕事の意味を説き、納得性を高めて取り組ませることである。筆者は、これを「個人目標・仕事の意味付け」と呼んでいる。具体的な方法については、連載後半の動機付け手法・ノウハウのなかで、詳しく紹介したい。
今回は、もう1つの方法を取り上げたい。仕事の生産性を高める目標を設定させ、指導をしていく「能率の原則&今までとこれから目標設定法」である。…
筆者:マネジメントユースウェア研究所 代表 金津 健治
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令和元年7月15日第3217号13面 掲載