【経営労務とコンプライアンス】第3回 会社の生存率 5年後8割が倒産 人材の「組織化」必須に/大野 実
2012.07.16
【労働新聞】
人頼みでは永続不能
属人的経営から組織的経営へと移行していくなかで、いかに企業体質の強化を図り、組織的経営力を高めていくことができるかが、持続的成長への礎を作っていくうえで決定的に重要なポイントとなる。
創業企業の実に60%が設立1年以内で倒産、5年以内に80%が倒産といわれる現実を考えれば、ある程度の年数、売上規模を築いて持続してきた企業は、やはり環境に適合して選ばれた能力を持つと評価できる。
しかし、いまだに経営に関する判断基準を明文化していないことも多く、その判断基準はすべて経営陣と古参従業員の経験と頭の中にあるのが経営の現状かもしれない。もちろん、経営は理屈だけでできることではなく、…
筆者:社会保険労務士法人 大野事務所 代表社員 大野 実
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平成24年7月16日第2881号10面 掲載