【ドキュメント!中小企業奮闘記―成果あがる経営・組織改善とは―】第20回 真因は組織内部のコンフリクト 自律尊重が相互不信に 指示せぬ経営と動かぬ社員/菊谷 寛之

2012.06.04 【労働新聞】
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社員20人でも大企業病

 前回に続き、事業承継に取り組んでいるH車系のディーラーU社のケースを取り上げる。

 事業改革の足を引っ張る問題点をプロジェクトで洗い出したところ、社員同士の信頼の不足や組織のフットワークの悪さなど、「人の働き」に関する障害が数多く浮かび上がってきた。

 その原因をたどると、最後は「お客様視点がない」という根本問題に行き着いたのである。

 例えば「納期や段取りがお客様優先ではなく自分たち中心」であるとか、「顧客視点の重要性が理解されず社員が勉強しない」などの困った現象である。そのため「評価基準があいまいで目標がない」「経営方針が統一されず、その場その場で対応が変わる」といった組織運営のつまずきや、「社員の声を聞きだすシステムがなく、現場の声が聞き入れられない」などの組織的な学習力の低下が起きる。…

筆者:㈱プライムコンサルタント( www.primec.co.jp) 代表 菊谷 寛之

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平成24年6月4日第2875号13面 掲載
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