【安全衛生対策の新展開】第6回 東電福島第一原発 作業員の健康対策(2) 省内に対策室設置 1日1ミリ超は提出 放射線作業届/高﨑 真一
2012.02.20
【労働新聞】
工程表通り全力挙げ
3 厚生労働省東電福島第一原発作業員健康対策室
5月17日に原子力災害対策本部(本部長=菅内閣総理大臣〈当時〉)において決定された「原子力被災者への対応に関する当面の取組方針」(いわゆる「政府の工程表」)で、「被ばく線量の管理、臨時の健康診断の徹底」、「作業届の提出による労働者の被ばく管理等の確認」、「データベースの構築による健康管理」が掲げられ、東電福島第一原発における作業員の健康管理の強化に国として全力で取り組むこととなった。
安全衛生行政では、細川厚生労働大臣(当時)の意向を受けて、5月20日、取組方針に定められた諸対策を推進するため、大臣伺い定めにより、「厚生労働省東電福島第一原発作業員健康対策室」を設置した。…
筆者:厚生労働省 安全衛生部計画 課長 高﨑 真一
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平成24年2月20日第2861号4面 掲載