【働き方改革 悩める管理職への“道具術”】第6回 手間取業務と残業のスリム化(1) 事前にシナリオ描く 浪費防ぎ効率的な会議へ/金津 健治
2019.08.01
【労働新聞】
出発点
管理職には最優先課題
今回から、第2の道具術である「手間取業務と残業のスリム化」に入っていく。
職場の働き方改革を実現するには、誰もが「労働時間が限られる」という意識を持つ必要がある。時間の制約があるなかで役割・職務を遂行するため、管理職はマネジメントに、部下は担当する仕事に、メリハリを付けなければならない。
ついては管理職がまずメリハリを付けるべきは、ウエートの高い会議だ。会議は集団指導には有益な手段であるが、安易な取組みでは生産性が低下し、やがてマンネリ化する。
そこで、「会議のシナリオシート」を使い、目的に応じてあらかじめ成果や準備物を想定し、目論見を持ってシナリオを組み立てる取組みを提案したい。なかなかアイデアや結論の出ない不毛な会議やマンネリ会議を防ぎ、効率的な会議運営をめざしてもらいたい。…
筆者:マネジメントユースウェア研究所 代表 金津 健治
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令和元年8月12日第3220号13面 掲載