【ハラスメント防止法制と企業対応】第7回 WG報告の解説① パワハラに6類型 個の侵害や過少な要求も/森田 梨沙

2019.08.08 【労働新聞】
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平成24年に取りまとめ

 平成30年3月に、職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会報告書(以下「検討会報告書」という)が取りまとめられ、これが今回のパワハラ防止法改正において重要な意義を持ったことは、前回まで述べてきたとおりであるが、これまでわが国のパワハラ対策において重要な役割を担ってきたのは、23年度の職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議(以下「円卓会議」という)の下に設置されたワーキング・グループ(WG)報告および、これに基づく円卓会議の提言であった。

 検討会報告書の中でも、パワハラに関する現在の対応として円卓会議の提言およびWG報告が周知・啓発されてきたこと、実際にこれを念頭に対策に取り組んでいる企業も多いこと、これらの取組みが意味のないものにならないようにする必要があること、などが指摘されており、円卓会議の提言およびWG報告が、検討会報告書ひいては今回のパワハラ防止法改正に重要な影響を与えていることは明らかである。

 そこで、今回は、まずこの円卓会議の提言とWG報告について概観する。…

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令和元年8月19日第3221号6面 掲載
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