【トップ・インタビュー】労務監査制度構築めざす 事業環境変化へ対応 「白書」を刊行し現状把握/全国社会保険労務士会連合会 会長 大野 実

2019.08.08 【労働新聞】
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 昨年は社労士制度創設50周年の記念年に当たり、今年は次の50年に向けた最初の年に当たる。そのような中、6月28日の定期総会で第6代目会長に就任した大野実さんにお話を伺った。今後は労務管理支援が業務の中心に移っていくとの考えから、労務管理面での事業領域の再構築を掲げ、今、注目されている「非財務」の視点から「労務監査」に注力したいとの考えを示した。そのほかの目標に、社労士法への使命規定の追加、定期的な社労士白書発行も掲げる。デジタル化が進展する時代に、変化に適応した業務環境を整備し、将来明るい展望を持てるような施策の検討が直近の課題であると指摘した。【聞き手・箱田尊文編集局長】

「将来明るい展望が持てる施策の検討が直近の課題」と大野さん

社労士法の中へ 使命規定を追加

―新会長就任、おめでとうございます。まずは、デジタル化時代に対応した社労士モデルのプランについてお考えを聞かせてください。

大野さん 今はビジネス環境が急激に変化する時代です。そのような変化に柔軟に適応し、生き残っていけるよう、中小企業ひいては社労士自身のためにも、インフラ面から会員を支援する仕組みを整備したいと考えています。それが我われの役割であり、直近の課題と認識しています。…

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令和元年8月19日第3221号7面 掲載
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