【高齢者を活性化する役割・実績給】第12回 自律型制度の基本理念 責任ある目標設定促す 挑戦度・難易度を事前に反映/梅本 迪夫
2012.09.24
【労働新聞】
本人参画で人間基準へ
1 「能力と仕事と賃金の高位均衡の実現」をめざす
これまで自律型役割給・実績給制度について、実務的な観点から説明してきたが、今号ではその基本理念を述べたい。
自律型役割給・実績給制度は、楠田丘先生が提唱する日本型成果主義の「能力と仕事と賃金の高位均衡の実現」をめざし、「能力の開発向上を重視し(人材の育成)、それを梃子として仕事にチャレンジし(人材の活用)、成果をあげ生産性の向上を果たし、賃金を高めていく」という基本理念に基づく(図1)。とくに自律性と自己責任を重んじ、「自らの役割・賃金は自らも参画して決定する」人間基準の賃金制度である。…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成24年9月24日第2890号13面 掲載