【高齢者を活性化する役割・実績給】第18回 現行賃金制度からの移行 仮の最低評価額設ける 差額大なら複数年で解消/梅本 迪夫
2012.11.12
【労働新聞】
「みなし評価」で格付け
1 制度改正に伴う定額型役割給・実績給への移行方法
自律型役割給・実績給制度への移行は、図1のとおり、移行前賃金制度の基本給と諸手当・福利厚生的給付を統合した「移行前基本給相当額」を、「新基本給(役割給+実績給)」の評価別賃金表に格付けることで行う。移行時に格付ける新基本給の評価区分は、移行前基本給相当額が当該従業員の職能と実績を反映しているとみなす「みなし評価」とする。移行後に実施する評価によって、制度本来の評価別新基本給となる。
新基本給への移行には、コストをかけない方法と、移行時に賃金水準を上方修正する方法の2とおりがある。…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成24年11月12日第2896号13面 掲載