【高齢者を活性化する役割・実績給】第19回 処遇決定と評価の結び付き 直近2~3年間で判断 昇格の是非は実績も踏まえ/梅本 迪夫
2012.11.19
【労働新聞】
上位ほど達成度を重視
1 役割給、実績給および賞与決定と評価結果の結び付き
役割給は、役割評価の評価区分を「役割給表」に適用して決定する。
役割評価は、すでに述べたとおり、量的・質的評価のマトリックス評価で行う。課題・目標ごとに得点化し、ウエートを乗じて役割評価得点を導く。すべての課題・目標の合計得点により、5段階の評価区分を決定する。
図1の例で説明すれば、量的評価「Ⅲ」、質的評価「B」でウエートが「20%」の場合、マトリックス評価は1.0となり、評価得点は1.0×20%=0.20。同様に算出した他の課題・目標の評価得点を合計すると、役割評価得点は1.07となり、評価区分は2A、役割給は役割給表の2A額になる。
実績給は、以下の算式に基づき、実績評価と実力評価により決定される。…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成24年11月19日第2897号13面 掲載