【本当に役立つ!こころの耳】第105回 事例紹介 退職から1カ月後に自殺した事例
2019.08.27
【安全スタッフ】
幼児園の保育士として勤務していた22歳女性Hさんの事例です。Hさんが幼児園に採用されたのは1992年12月で、勤務開始後は1日の労働時間が10~11時間に及び、休日にも園の指示で出勤することが多くありました。また、業務密度は高く、昼食を食べられないこともありました。
そして、採用から約3カ月後の1993年2月には、それまでの勤務先と異なる幼児園で主任保育士として勤務するよう言い渡されました。一旦は断ったものの園の説得は強く、承諾することにしました。これ以後、Hさんは責任者となるための準備として、さまざまな学習や打ち合わせ、計画の作成などに従事し、午前7時ごろに家を出て午後7時ごろに帰宅し、帰宅後にも午後11~12時ごろまで翌日の準備などをせざるを得ず、1993年の2~3月は、日曜日もほとんど出勤する状況で全く休みが取れていない状況でした。…
筆者:(一社)日本産業カウンセラー協会
こころの耳ポータルサイト運営事務局 事務局長 石見 忠士
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2019年9月1日第2337号 掲載