【想いはせれば】第113回 「思い込み」の危険
2019.08.27
【安全スタッフ】
▶2016年5月、北海道鹿追町の陸上自衛隊然別演習場で、訓練中に実弾を発射し、銃の空砲用の器具が壊れて2名が負傷しました。後方支援隊がトラックで物資を輸送中に襲われるという想定で実施された訓練は、約30人の隊員が敵味方に分かれ、89式小銃を使って互いに「空砲」を撃ち合うものでした。訓練場は実弾使用が禁止の区域でしたが、係員が誤って空砲の弾のつもりが実弾を各隊員に配っており、この訓練で計9人の隊員が実弾79発を「敵」目掛けて発射していました。なお、実弾と空砲は先端部の形が異なっているので通常は間違えにくいとされています。…
執筆:セフテイレビュー 代表 末松 清志
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2019年9月1日第2337号 掲載