【送検事例】墜落・埋没の防止措置講じず
2019.08.27
【安全スタッフ】
仙台労働基準監督署は、墜落や埋没の危険がある場所で作業を行わせる際に必要な措置を怠った法人と同社の施設管理部長を、労働安全衛生法違反の疑いで仙台地検に書類送検した。トウモロコシなどの飼料を貯蔵していたサイロビン内部の清掃作業を行っていた労働者がバランスを崩してサイロビンの底に転落、一緒に剥がれ落ちた同ビンの内壁に付着していたトウモロコシ粉に埋まって窒息死した。(R1・7・17)
事件の概要
同労基署の調べによると、平成29年9月27日、被疑会社の施設内に置かれていたトウモロコシなどの飼料を貯蔵するサイロで災害は発生した。その場所に置かれていたサイロビン内部の漏斗(ろうと)状になった部分の清掃作業していた被災労働者が、バランスを崩してサイロビン底部に転落したもの。転落する際、サイロビンの内壁に付着していたトウモロコシ粉が一緒に剥がれ落ちて崩落し、そのトウモロコシ粉に被災労働者が埋まって窒息死したケースである。サイロビンの底部には…
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2019年9月1日第2337号 掲載