【高齢者を活性化する役割・実績給】第21回 役割・目標設定面談 十分な検討時間与える 事前の打合せで情報共有し/梅本 迪夫
2012.12.03
【労働新聞】
信頼強化へ挑戦を支援
1 個人目標決定までの流れ
役割・目標設定面談の目的は、被評価者が今期、何を達成すれば役割を果たしたことになるかを明確に認識し、これを具体的な課題として目標設定につなげ、確実に実行することにある。目標設定は、何のために行うかといえば、自らの存在を果たすべき役割として年度初めに設定した目標を、どの程度のレベルでどのように実現したか、年度末に実証する手段とするためである。
役割・目標設定面談は、この手段を明確にする場であり、図1のとおり行われる。本人の実力(前年度の実力評価の結果)、意欲・適性を考慮するとともに、前年度の業務実績を踏まえて、本人が申告した当年度の役割・課題について協議、指導し、本人の設定した役割を会社として認定する。
面談を実施する前には部下を集めてミーティングを行い、従業員各人が自らの役割・目標を設定するに当たって不可欠な経営状況などの背景にかかわる情報を提供し、共有化する。提供する情報は、経営環境の動向、今期経営目標/部門目標/全社重点課題、所属部門の内外環境分析、同じく所属部門における昨年度実績と要因分析/戦略・重点課題などである。…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成24年12月3日第2899号13面 掲載