【新任担当者のための基礎から学ぶ労働法】第33回 労働者災害補償保険法②―業務起因性― 時間外労働実態など判断 脳・心臓疾患や精神障害/安藤 源太
2012.09.10
【労働新聞】
前回は、実際に企業において労働災害が起きた場合の対応方法について、労働者災害補償保険法、労働安全衛生法等に基づいて説明を行った。今回は、どのような場合に労働災害と認められるのかについて解説する。この点、労災保険法は、業務災害については「業務上」と規定するのみであり、「業務上」の概念については、もっぱら解釈に委ねられることになる。
事例
A社の従業員Bが半年間にわたる長時間労働により、脳出血またはうつ病を発症したが、いかなる場合に労災と認定されるのか。…
筆者:石嵜・山中総合法律事務所 弁護士 安藤 源太
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平成24年9月10日第2888号11面 掲載