【同一労働同一賃金を踏まえた諸手当・福利厚生】第10回 改善原資のねん出① 共済会の対象を拡大 労使折半でコスト抑える/可児 俊信
2019.09.05
【労働新聞】
事業内容は多岐に渡る
非正規従業員の待遇改善には、「同一労働同一賃金」への対応だけでなく、人材採用力の強化や定着も期待される。非正規従業員の待遇改善に当たっての最大の障害は、改善原資の確保である。もともと、非正規従業員は正規従業員に比べて人件費が抑えられてきた。よって、改善原資をねん出するのは容易ではない。
ここからは、コストを掛けずに、またはコストを抑えて待遇改善を行う方法を、事例を中心に紹介する。
まずは共済会を活用して、待遇改善を行う事例を紹介する。…
筆者:千葉商科大学 会計大学院 教授 可児 俊信
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令和元年9月9日第3224号10面 掲載