【事故防止 人の問題を考える】第69回 夏の事業場訪問レポート

2019.09.10 【安全スタッフ】
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元請との意見交換で見えてきたこと

WBGT値が一段と高い場所があるかも

 ここ数カ月の間、いくつかの建設現場を訪問する機会がありました。そこで作業状況を見学し、安全管理方法、安全活動などの説明を受け、安全管理推進上の課題などについて、元請業者と意見交換を行いました。今回は、そこでのレポートを紹介します。

猛暑の熱中症対策

 猛暑真っ只中、タイプの違う建設現場を訪問しました。ひとつは大規模な道路工事現場、もうひとつは小規模な上下水道工事現場。いずれも公共工事です。訪問した日は、いずれもものすごく暑い日でしたので、自然と現場の熱中症対策に目が向きました。

 大規模現場でも小規模現場でも、作業者は服の内側にファンが付いている空調服を着用していました。これには驚きでした。1着1万数千円の高価なものでしたが、小規模現場を担う中小建設業者であっても熱中症対策のために着用していました。ひと昔前では考えられないようなことです。…

執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域長 高木 元也

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2019年9月15日第2338号 掲載
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