【送検事例】踏み抜きの危険防止措置講じず
2019.09.26
【安全スタッフ】
大阪・泉大津労働基準監督署は、倉庫の屋根の修繕作業を行っていた派遣労働者が、その屋根を踏み抜き、およそ6m下の床面に落下して死亡した災害の件で、同作業を請け負っていた個人事業主を、労働安全衛生法違反の容疑で大阪地検に書類送検した。踏み抜きにより労働者に危険を及ぼすおそれがあったにもかかわらず、同様の危険を防止するのに必要な防網を張るなどの措置を講じなかった疑い。元請会社が準備していた歩み板も屋根の上に上げていなかった。(R1・8・30)
事件の概要
同労基署の調べによると、今年5月26日、建築工事請負業を営む被疑者による倉庫屋根の修繕工事の最中に事故は発生。スレート屋根上で補修用資材を留め具で結合していた労働者が、屋根板を踏み抜き、約6m下の倉庫内の床に墜落して死亡したもの。…
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2019年10月1日第2339号 掲載