【同一労働同一賃金を踏まえた諸手当・福利厚生】第12回 改善原資のねん出③ 非正規にも退職金 “選択制”で追加経費なく/可児 俊信
2019.09.19
【労働新聞】
給与の一部を切り出す
コストを抑えて待遇改善する手段として、選択制企業年金の事例を紹介する。「メトロコマース事件」高裁判決のように、非正規従業員にも長期勤続に対応する退職金を支給すべきとの判決も現れている。選択制企業年金は、企業年金掛金を拠出するかどうかを、事業主ではなく従業員が選択できる仕組みである。企業年金(確定給付企業年金、確定拠出年金)の加入資格の一つに「(加入を)希望する者」がある。希望しない従業員に対して法令は…
筆者:千葉商科大学会計大学院教授 可児 俊信
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令和元年9月23日第3226号10面 掲載