【社労士が教える労災認定の境界線】第300回 作業現場の通路歩行中にアキレス腱を負傷
2019.10.10
【安全スタッフ】
災害のあらまし
総合病院の新築工事の配管設備工事下請を受けたA社の作業員(Bさん)は、作業事務所から建物内の作業現場へ通路を前2人後方2人の作業員と会話をしながら歩行中に、左足に体重がかかり、左アキレス腱を断裂し、負傷した。
配管設備工事は、給排水・衛生設備に分かれており、給湯などの給水設備、手洗いやトイレ洗浄水などの排水設備、ガス設備、消火設備がある。Bさんの勤務しているA社では、3次下請にあたり社員7人で給排水工事を行っていた。
判断
Bさんが業務遂行中であることについて異論はないが、アキレス腱の断裂が業務によるものかが検討された。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 北海道会
社会保険労務士法人 安藤行政事務所
代表社員 安藤 壽建
◇SRアップ21:www.srup21.or.jp
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2019年10月15日第2340号 掲載