【想いはせれば】第116回 「責任者」の責任
2019.10.10
【安全スタッフ】
▶8月21日午前10時ごろ、東北新幹線の仙台発東京行きのはやぶさ46号が、仙台―白石蔵王間を時速約280kmで走行中、9号車の進行方向右側のドアが開き、運転士が緊急停止した事故がありました。
ドアが走行中に開いた原因は、列車が仙台駅を出発する直前の清掃時に、作業員が「ドアコック」と呼ばれる手動でドアを開閉するための装置を閉め忘れたからでした。仙台駅を出発した際はドアは閉まっており、ドアは走行中に開きましたが、その時デッキ周辺には乗客や乗組員などはいなかったため、「280kmで走行中、ドアが開いて乗客などが転落」という惨事は避けられました。
もし、…
執筆:セフテイレビュー 代表 末松 清志
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2019年10月15日第2340号 掲載