【社労士が教える労災認定の境界線】第301回 ボランティア清掃中にガラスでケガ
2019.10.29
【安全スタッフ】
災害のあらまし
自動車関連部品製造業のA社は、地域と共生する企業理念のもと、月1回工場周辺のボランティア清掃活動、交通安全週間には、近隣交差点や横断歩道に立ち横断中の旗を示すなど交通安全協力、地域の住民を夏祭りに招待するなどを行っていた。いつもどおりに数班に分かれ清掃活動をしていたところ、道路わきの植え込みの草むしり作業をしていたBは、雑草内にあったガラスの破片で指を切ってしまった。
判断
工場周辺の清掃作業は、会社が行っている地域貢献活動中に起きたものであり、工場周辺の清掃活動が会社の指揮命令に沿って行われていると認められること、また、業務遂行中の負傷であることから業務上災害であると判断された。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会
鶴田社会保険労務士事務所 所長 鶴田 晃一
◇SRアップ21:www.srup21.or.jp
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2019年11月1日第2341号 掲載