【働き方改革 悩める管理職への“道具術”】第17回 上下間のすれ違い回避策(上) 報連相のルール共有 方法・時期など定める/金津 健治
2019.10.31
【労働新聞】
出発点
互いに要望すり合わす
多くの職場においては、働き方改革で削減された残業時間をカバーするため、何とか仕事に専念できる時間を確保しようとしている。結果としてコミュニケーションの時間が省かれがちで、上司と部下の間で意思疎通に支障を来すような事案が生じている。だが、それ自体は今に始まったことではない。
ある事務サービス会社の職場では、報連相(報告、連絡、相談の略)の問題が生じていた。上司は「しかるべき時に報告がない。これでは安心して仕事を任せられない。キチンとしてほしい」と部下を叱責する。部下の方では「キチンとでは分かりません。どんな時に何を報告・連絡し、相談するのか、具体的に指示してほしい」とし、各々の立場で互いに要望する。
筆者はこの問題解決を要請され、両者の要望を採り入れて…
筆者:マネジメントユースウェア研究所 代表 金津 健治
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令和元年11月4日第3231号13面 掲載