【今週の注目資料】新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者)(厚労省)
2019.11.07
【労働新聞】
大卒32%と引続き30%台
平成28年3月に大学を卒業した新規大卒就職者の3年以内離職率は、32.0%だった。27年卒に比べ0.2ポイント上昇した。平成7年卒以降、21年卒の28.8%を除き、一貫して30%台で推移している。何年目に離職したかに関しては、1年目11.4%、2年目10.6%、3年目10.0%となった。
企業規模別の3年以内離職率は、5人未満の57.7%が最も高く、5~29人49.7%、30~99人39.3%と続き、規模と反比例していた。
産業別については、その他64.7%を除き、宿泊業、飲食サービス業の50.4%が最も高い。以下続いたのは、生活関連サービス業、娯楽業46.6%、教育、学習支援業45.9%、医療、福祉39.0%だった。一方、最も低かったのは、電気・ガス・熱供給・水道業の9.2%で、鉱業、採石業、砂利採取業15.0%、製造業19.6%が次いだ。
高卒に関しては、3年以内離職率は39.2%である。年別にみていくと、1年目17.4%、2年目11.7%、3年目10.1%となった。
この連載を見る:
令和元年11月11日第3232号4面 掲載