【連合12春闘連合方針】マクロで「1%」 復元春闘を継続
2012.01.02
【労働新聞】
昨年を起点とするピーク時賃金への「復元」春闘。その2年目に当たる12春闘は、非正規や未組織など組合員ではない「すべての労働者」を条件交渉の対象に含めて3年目の取組みとなる。改めて、マクロ的観点で「1%」の配分を求める構えだが、円高・デフレ基調からの脱却が適わない中、使用者側の抵抗は例年以上。視点を変えれば、今こそ大手が中小の具体的底上げに手を差し伸べる絶好の機会とも言え、労働運動でこそなし得る「格差是正」を図るチャンスと言える。連合春闘が試練を迎えている。
12春季生活闘争の推進(抜すい)
12春季生活闘争は、世界経済が大転換期とも言える状況にあり、取り巻く環境が昨年以上に厳しい中で、「市場と効率」に傾斜した経済運営や企業経営のあり方を根本から問い直し、健全な危機感を共有化しつつ、厳しさに流されることなく、成長の源泉である「人財」を育てあげる観点を含め、昨年と変わらない要求を掲げ、交渉し、成果をき出す取組みを進めていく。…
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成24年1月2日第2855号4,5面 掲載