【ぶれい考】高度化する人事の役割/田中 雅子
2019.11.07
【労働新聞】
企業統治の指針である「コーポレートガバナンス・コード」が2015年より適用されて以来、日本のコーポレートガバナンス改革が加速している。当社においても、独立社外取締役の選任(現在は12人中5人)、任意の指名・報酬委員会(以下委員会)の運営、取締役会の実効性評価など、積極的に取り組んでいる。
人事領域では、委員会の重要任務である社長後継計画、役員報酬制度設計、ボードの多様性促進などの課題があり、私もトップの補佐役、委員会の事務局として関与している。最重要かつ難易度が高いテーマは、やはり社長後継計画だ。トップの在任期間の考え方、人材要件、候補者の選出と育成方法、委員会の関与プロセスなど、論点は多くある。社長後継計画を起点に、中長期の経営人材パイプラインの形成を図ろうとすると、…
筆者:古河電気工業 執行役員 人事部長 田中 雅子
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和元年11月11日第3232号5面 掲載