【イラストで学ぶリスクアセスメント】第205回 クレーンの玉掛け作業での災害

2019.11.26 【安全スタッフ】
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 令和の時代になって初の師走の声を聞き、慌ただしい今日このごろとなりました。さて、当連載では、クレーン等の玉掛け作業を複数回テーマにしましたが、今回は大型車が通行する進入路、建設工事で大型機械が作業を行う場所で不可欠な「敷鉄板の設置・撤去時の災害」をテーマにします。

 玉掛け作業では「つり荷の形状と質量は多数」あり奥深いので、まず、既存の「適正な玉掛け用具・玉掛け方法」を作業関係者全員が知り〔知識〕、「適正な作業方法〔知力〕」で作業を行うことが大切です。「担当者・協力会社に任せていた」「想定外だった」は許されません。クレーン等による荷取り・荷置き作業は、「無人化は限定」されるので、玉掛け作業は作業者がつり荷の近傍にいることが多く「被災する確率」が高い。一度玉掛けによる災害が発生するとエネルギーが大きいので、重篤度が高く〔致命傷・重傷〕なります。…

執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一

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2019年12月1日第2343号 掲載
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