【同一労働同一賃金を踏まえた諸手当・福利厚生】第21回 大手文具メーカーの事例① 一覧表で対応を検討 待遇ごとの不合理性判断/可児 俊信
2019.11.28
【労働新聞】
すべての手当を総点検
今回は大手文具メーカーの事例を紹介する。カフェテリアプランを導入することで、福利厚生的手当と福利厚生を見直し「同一労働同一賃金」の実現を図った。
同社の従業員数は、正規従業員約1400人、非正規従業員は転勤のない地域従業員約100人、雇用延長の嘱託従業員約100人、契約従業員150人、パートタイマーは数十人である。
同社における対応の手順は、以下のとおりである。まず、待遇(福利厚生的手当と福利厚生)をピックアップし、雇用区分ごとに支給の有無を一覧にした(表)。次にそれぞれの待遇の目的を明確にし、待遇差が不合理でないかを検証した。…
筆者:千葉商科大学会計大学院教授 可児 俊信
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令和元年12月2日第3235号10面 掲載