【本当に役立つ!こころの耳】第112回 事例紹介 業務になじめず適応障害
2019.12.10
【安全スタッフ】
今回、紹介する事例は、「都会と業務に馴染めなかった公務員・研究開発職の適応障害の事例(事例1-10)」です。
厚生労働省サイト「みんなのメンタルヘルス」によると、「適応障害」について、次のように説明されています。「ある特定の状況や出来事が、その人にとって、とてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善します。でもストレス要因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です」
都会生活が肌に合わず
入社2年目の24歳、研究開発職員男性Oさんの事例です。地元の大学卒業後、実家から離れて、遠く離れた職場の寮に入ることになりました。しかしながら…
執筆:(一社)日本産業カウンセラー協会
こころの耳ポータルサイト運営事務局 事務局長 石見 忠士
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2019年12月15日第2344号 掲載