【働き方改革 悩める管理職への“道具術”】第23回 効率的で多様な人材育成(上) 特性踏まえた指導を タイプ別に要因把握し/金津 健治
2019.12.12
【労働新聞】
出発点
傾聴進めて“突破口”に
部下を指導育成するうえで欠かせないスキルとして、傾聴スキルが挙げられる。話を聴き、状況を理解し、信頼関係を築くことは、適切に指導育成するのに役立つ。
とはいえ、実際の職場では、話を聴くだけで指導育成ができるわけではない。なかには話を聴き出すことすら困難な部下もいて、「話すことは別にありません」などといわれてしまう。あるいは定年後再雇用の部下ともなれば、「以前の私の上司だ。指導なんて無理だ」と声をかけることすらためらいがちになる。
その他にも、指示をしなければ動かない部下など、職場には様ざまな特性を持つ人材がいる。上司である管理職からすれば、特性に合わせてどのように指導育成をしたら良いのか、戸惑うのが正直なところであろう。指導育成の突破口になる取組みとして、今回は社員の特性に合わせた指導法について紹介したい。…
筆者:マネジメントユースウェア研究所 代表 金津 健治
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令和元年12月16日第3237号13面 掲載