【社労士が教える労災認定の境界線】第306回 飛込み営業の社員が自宅から出て転倒
2020.01.10
【安全スタッフ】
災害のあらまし
営業社員A(38歳)は、いつものように営業先に直行するため自宅を出たところ、前日の雨で濡れていた路面で足を滑らせ転倒、右足を骨折した。Aは、飲食店のインターネット広告の営業を担当。特定の顧客や特定の地区を担当する営業ではなく、街を歩きながら見込み客を見つける営業で、いわゆる飛び込み型の営業を行っていた。
判断
Aの負傷は、業務中によるものであり、通勤災害ではなく、業務上による災害として判断された。
解説
災害の発生状況からすると、…
執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会
社会保険労務士 小泉事務所 所長 小泉 正典
◇SRアップ21:www.srup21.or.jp
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2020年1月15日第2346号 掲載