【令和2年 安全衛生行政の展望】仕事と生活両立支援に傾注/井内 努
2020.01.10
【安全スタッフ】
働き方改革関連法が2018年に成立し、一部を除き2019年4月1日から施行されました。このうち労働安全衛生法の改正に関しては、健康リスクが高い状況にある労働者を見逃さないため、長時間労働者に対する医師の面接指導の実施などの労働者の健康管理が強化されています。また、産業医の独立性・中立性の強化や産業医への権限・情報提供の充実・強化など、産業医・産業保健機能の強化が図られたところです。
また、労働者の高齢化などを背景に、疾病リスクを抱える労働者が増えることが見込まれるなか、治療と仕事の両立支援においては…
執筆:厚生労働省安全衛生部 労働衛生課長 井内 努
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2020年1月15日第2346号 掲載