【ぶれい考】引留め策より後継育成/江上 茂樹
2020.02.06
【労働新聞】
「学校を卒業したら就職し、組織の一員として定年まで働く」ということに疑問も持たず人生を過ごしてきた(いる)方は多いのではないでしょうか? かくいう私も以前はその一人でしたが、よくよく考えると、終身雇用は特殊だなと思います。最近、そこに魅力を感じない人が増えているのも当然ですし、そもそも終身雇用がデフォルトになっていた日本は不思議な国なのかもしれません。豊田社長(トヨタ)の「終身雇用は難しい」という発言も記憶に新しいですが、終身雇用の是非はともかくとして、こういう状況下での「リテンションの限界」に焦点を当ててみたいと思います。
リテンションは優秀な人財を引き留めるための施策であり、バズワードとしてそれっぽく語られることも多いですが、そもそも優秀な人財が「一つの会社で長く働きたいと思っているのか?」という本質的な問いに答える必要があります。…
筆者:サトーHD 最高人財責任者 江上 茂樹
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和2年2月10日第3244号5面 掲載