【送検事例】法定教育受けず運転させる
2020.02.26
【安全スタッフ】
徳島・三好労働基準監督署は、法定教育を受けていない労働者にトラクターショベルを使用させたとして、鶏肉処理会社と同社生産本部部長を安衛法違反容疑で徳島地検に書類送検した。労働者が自社工場内で、トラクターショベルを運転して鶏糞を運搬する作業に従事していたところ、路肩から車両ごと転落した。労働者は頭部を強打し、死亡している。(R2・1・9)
事件の概要
被疑者は、鶏肉の処理や鶏糞の集積・堆肥化・運搬などの事業を行っている。事故は、同社の鶏糞堆肥発酵処理施設で起きた。労働者は、トラクターショベルを運転して鶏糞を運搬する作業に従事していた。鶏糞の集積場と作業用通路を兼ねた場所を運転していたところ、路肩から車両ごと転落した。労働者は、頭を打ち死亡している。
三好労基署の調べによると、…
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2020年3月1日第2349号 掲載