【事故防止 人の問題を考える】第79回 リスクを熟知する人を育てるには(フォークリフト・前編)

2020.02.26 【安全スタッフ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

スピードもないのに労働災害が多発

 リスクを熟知した人を育てるためには、全国で頻発している死亡災害などの労働災害を学ぶことが大切です。似たような災害事例をいくつも読み続けるうちに、「どうしてこのような災害が繰り返し発生するのか?」という疑念がわき、「自分の現場でも発生するのではないか?」と問題意識が芽生えてきます。

 全国で頻発している死亡災害のうち、今回はフォークリフトを取り上げます。

 平成29年のフォークリフトによる死亡者数は30人です。各種車両、運搬機械、車両系建設機械などのなかでは、トラック、乗用車などに次いで、フォークリフトの死亡災害が多発しています。

 事業場でフォークリフトを使用している皆さんは、フォークリフトはそれほどスピードが出ているわけでもなく、労働災害が多発している運搬機械とは思いにくいのではないでしょうか。しかし実際には、数多くの死亡災害が発生しています。

足場がわりにしたパレットから墜落

 災害の種類としては、まず墜落・転落が挙げられます。平成29年の死亡者数は8人にも及んでいます。この災害には2つのパターンがあります。…

執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域長 高木 元也

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

この連載を見る:
2020年3月1日第2349号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。