【ぶれい考】行動・影響・気持ちで投票/橋本 久美子
2020.03.19
【労働新聞】
社長になりたての頃、褒めてばかりいた。父が叱ることの多い社長だったから、その逆をめざした。良いところを探して社員に自信を持たせたいと思った。「Aさん流石だね」「頑張っているね、Bさん」「Cさんスゴイ(拍手)」。社内は断然明るくなる! と思ったのも束の間、「Aさんばかり褒められる」「私だって頑張っているのに」という不協和音が生まれた。
親子関係の講座案内に「褒めて育てる、というのは親が子どもをコントロールしようとすること」と書いてあり、ドキン! とした。もっと良く評価されたいから、社員は私に評価されることが目標になる。私は社員を褒めることで、自分の思い通りに動かそうとしていたのかもしれない。…
筆者:㈱吉村 代表取締役社長 橋本 久美子
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令和2年3月23日第3250号4面 掲載