【短期集中連載】4月から中小企業も義務に! 改正安衛法のポイントを解説 長時間労働是正し健康確保へ―第1回 過労死リスクを下げるために―/森井 博子
2020.04.10
【安全スタッフ】
働き方改革関連法の施行からちょうど1年。今年4月1日からは、適用が猶予されていた300人以下の製造業などでも、時間外労働の上限規制がかかっている。残業や休日労働による長時間労働を解消することは、労働者の健康確保に直結する。改正安衛法のポイントと事業者が行うべき事項について、森井労働法務事務所の森井博子所長に解説していただいた。
過労死、過労自殺――命に関わる危険性が
長時間労働が「過労死」の原因になることは、今では当然のこととされていますが、この考え方が行政で明らかにされたのは、平成13年12月12日付け基発1063号「脳心臓疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く)の認定基準」(以下、「認定基準」という)からだといってよいでしょう。…
執筆:森井労働法務事務所 所長 森井 博子
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2020年4月15日第2352号 掲載