【激変する人材採用システム】第4回 キャリア採用の活用 新たな手法が続々 社員から知人の紹介も/近田 高志
2020.04.23
【労働新聞】
年齡問わず転職が拡大
前回も紹介したとおり、総務省が発表する「労働力調査」によると、2019年の転職者の総数は372万人と5年前から60万人増えている。
これを年代別にみると、25~34歳が86万人と最も多く、10万人増加している。その他、25~34歳が71万人(16万人増)、35~44歳が66万人(1万人減)、45~54歳が57万人(16万人増)、55~64歳が51万人(11万人増)、65歳以上が21万人(9万人増)となっている。ご覧のとおり、転職が難しくなるとされている35歳以上の層が195万人(35万人増)と、34歳以下の157万人(26万人増)よりも多い。
一方で、前年対比でみると、全体で22万人増加しているうち、34歳以下の増加が16万人となっていることから、直近においては若手層の転職が増えていることもみてとれる。…
筆者:一般社団法人日本能率協会 KAIKA研究所 所長 近田 高志
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令和2年5月4日第3255号6面 掲載