【激変する人材採用システム】第7回 グローバル経営と外国人採用 留学生受入れへ点検表 期待する役割具体化を/近田 高志
2020.05.21
【労働新聞】
ハードル多い特定技能
国内市場が成熟化し、人口減少が進みつつあるなか、企業においてはビジネスのグローバル化が迫られている。輸出の拡大や海外市場の開拓、あるいはインバウンド市場の掘り起こしも重要だ。こうした事業展開を進めていくうえで、現地市場やニーズに通じている外国人社員の活用が不可欠となってくる。
もう一方で、生産年齢人口の減少が顕在化し、人手不足が事業継続上、大きな課題となっている。とくに、労働集約的でありながら採用難が続く業種においては深刻な問題だ。
こうしたなかにあって、外国人の採用への関心は一層高まってきている。厚生労働省の「外国人雇用状況」集計によると、…
筆者:一般社団法人日本能率協会 KAIKA研究所 所長 近田 高志
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令和2年5月25日第3258号6面 掲載